クラゲの餌についてです。クラゲの餌は様々です。エビの一種をあげたり、魚をすりつぶした餌をあげたり、クラゲを食べるクラゲにはクラゲをあげたりします。
水族館などでクラゲの飼育に使われることが多いのがアルテミアという生き物です。 ブラインシュリンプと呼ばれることもあります。このアルテミアは卵の状態で売っています。 一晩この卵を海水につけ、あたため、ブクブク(空気)を入れてあげると孵化します。簡単に孵化させる方法はまずペットボトルに海水と卵を入れ(卵はひとつまみ)そのペットボトルをヒーターで温めた水の入ったいれものの中で一晩空気を送り込んであげます。図で示すとこんな感じ
このアルテミアはまず産地があります。中国産やソルトレーク産などがメジャーでしょう。これは年により中国が良かったり、ソルトレークが良かったりしますのでお店の人に聞くと教えてくれます。わからないといった場合は運まかせです。 つぎに孵化率があります。たまに激安で売っていたりしますがそういうのに限って孵化率が悪かったりします。
パッケージに90%upとか85%upとか書いてあるのでこの数字が高いものほど孵化率が高いです。この写真の場合90UPと書いてあるので孵化率90%以上ということです。 ただこの数字どおりではないこともありますので使って見てよさそうなものを選ぶのが良いですね! ちなみに孵化させる海水ですが温度や塩分によっても孵化率が変わってきます。
観賞魚の稚魚飼料として優れた栄養価を誇ります。日動 稚魚用飼料 ブラインシュリンプ 卵 425g ... |
さあ一晩たち無事に孵化するとペットボトルの中がオレンジ色になっているではありませんか。そうしましたら、アルテミアの殻と中身を分離させます。
光でアルテミアを集めたりという方法もあるのですが、最も簡単なのはペットボトルからエアレーション(ブクブク)を抜き、10分ほど放置するのです。そうすると表層には殻が下のほうはアルテミアの本体が集まり、分離されます。あとはチューブなどでアルテミアの本体のほうだけを吸出し、餌として使用します。アルテミアの殻は多少餌にまじっても問題はありません。
このアルテミア生まれたときは栄養豊富なのですが、孵化してから時間が経つにつれて自分が生きていくために栄養を使ってしまいます。そうするとせっかくの餌としての価値がなくなってしまいます。余ったら時間がたたないうちに冷凍してしまいましょう。
この他にもさまざまな餌が存在します。そのまま使えるというふ化が不要な餌などもありますがかなり水質を悪くします。水換えたくさんするのに自信のあるかたはこちらでも良いと思いますが、ただどこの水族館でもたいていアルテミアをつかっているのはやはり良い餌であるからに他なりません。現在はネットでも色々情報が手に入る時代です。探してみましょう!!当店でも取り扱っております