クラゲを飼ってみたいけど、どうしてよいかわからない・・・・
こんな人が最近増えています。クラゲは癒しを与える生き物として水族館等で人気があります。
特にここ最近ではクラゲブームで、現代社会でストレスを抱えた人たちがそのゆったり泳ぐ姿に癒しを求めるのはよくわかります。
では、クラゲは簡単に飼育できるのでしょうか?
ここで簡単です。と答えればクラゲは良く売れるし、水槽も良く売れるでしょう。私もウハウハです。
ただ、真実を知っていただきたいです。
ガーーーーーン( ゚Д゚) と思った方すいません。本当です。
ただ、全体的に難しいだけであって簡単に飼育できる種類もいますし、コツをつかめばそれほど苦にはならないと思います。むしろ謎の多いその生き物の魅力に取りつかれていかれるのではと思います。クラゲはとても魅力的です。
私も大学時代クラゲの研究室で過ごし、水族館ではクラゲ担当として働いてきました。ですが、いまだにわからないことだらけで毎日が発見の連続です。
いきなり難しい種類に挑戦してしまってはすぐに挫折、、、そして飼うのやめたーとなります。
まず市場に出回っているクラゲです。市場に出回っているということは・・・・そこまで難易度が高くないので出回っているのです。ですのでまずは出回っているクラゲで練習をつんでいただきたいと思います。
そのクラゲとは・・・・ミズクラゲ、サカサクラゲ、ブルージェリー、タコクラゲあたりではないでしょうか。
クラゲは水槽に緩やかな水の流れを作って底に沈まないように調節しますが、このサカサクラゲは流れが全くなくても飼うことができます。
おおーーー!!良いことばかり!!
と思った方良いところがあれば悪いところがあるのが世の常です。このクラゲはほとんど地べたを這いつくばっており、なかなか泳がないのです。いわゆる「クラゲ」を求めている方には少し物足りないかもしれません。
こちらもそれなりに市場に流通しています。まず”ブルージェリー”は外国産になります。日本のクラゲではありません。
問屋さんから常時仕入れがありますので、ペットショップなどでも見ることが多いです。こちらは個体差が結構あります。状態の良いものはかなり長生きしますが、調子の悪いものはなかなか長生きしてくれません。
ちなみにタコクラゲと似てますが、別種です。タコクラゲ、ブルージェリーどちらも高い遊泳能力がありますので、水流にはあまり敏感にならなくてよいです。
この二種類は大きな餌が食べられませんので小さな餌をあげましょう!(口が小さいのです)
こちらはもう説明するまでもないでしょう。ザ・クラゲといっても過言ではないでしょうか。もっとも市場に流通しており、飼育もそれなりに容易(決して簡単というわけだはありません)、ふわふわと癒しを与えてくれるクラゲです。
このクラゲを飼いたい人がどれほど多いことか。ただ飼育は楽ですが、形を綺麗に保つことが難しいのです。調子が悪くなると傘がひしゃげてきたり、ボールのようになってきたり、それこそただの塊のようになってしまうことがあるのです。全国の水族館でも冬になるとクラゲの形が崩れているなあと思うところもあったりします。
水族館ですらそうなのですから、自宅でとなると・・・笑 ただコツさえつかんでしまえばそれなりに飼育はできます。
こちらで紹介したものからはじめて練習を重ねて色々な種類を飼育してみるのをおすすめします。ミズクラゲ、が練習にむいていると思います。では具体的に説明していきましょう!!
ちなみに飼育方法は人それぞれです。この方法より、こっちのほうがいいなとか自分で改良してみてください。ネットでも色々な情報があります。どれも間違えではありません。(たまに嘘もありますが・・)その人その人が一生懸命に考えた方法です。色々なクラゲに関わる人々が情報を交換し、クラゲの魅力が広まればいいなあと考えています。